2013年3月29日金曜日

※ロシアの生活事情等

★モスクワ・サンクトペテルブルグ間の移動

手段としては、主に飛行機と列車があるが、一般的なのは列車である。サンクトペテルブルグにあるモスコースキーバクザール(駅)と、モスクワにあるレーニングスキーバクザール (駅)を毎日何本も列車が往復している。



 旅行代理店は、高い個室寝台列 車や、片道4時間ほどの高速鉄道をすすめてきます(http://www.jic-web.co.jp/train/train_fare.html)。しかし、お金のない学生や、一般のロシア人は一般寝台列車を利用します。プラッツカルタという名称で す。時間は8時間ほどで、通常夜11時発・朝7時着などの寝台列車です。値段は、曜日や時刻によってまちまちですが、私が買ったときは行きが 1500R(木曜日夜発),帰りが2000R(金曜日夜発)でした(注意:プラッツカルタの値段)。

デメリットととしては、自分で会計所(カッサ)にいってチケットを買わないといけないこと。もちろん英語は通じません。一番よいのは、行きと帰りの日時時間・目的地・列車番号・席の種類をロシア語で書いた紙を事前に書いて、それを見せることです。なお、カッサでチケットを買うとき(列車に乗るときも)は、パスポートが必要なので忘れないようにしましょう。 
 なおネットでクレジットカードでチケットを購入する方法もありますので上記方法が心配なら利用してみてください。座席数や値段の確認ができますし事前に印刷していけばいいので楽です(http://www.tutu.ru/poezda/rasp_d.php?nnst1=2004001&nnst2=2000000)。

プラッツカルタは、個室ではない公開した寝台列車で、とても狭いです。ただ、寝ていればつくのであまり不快には感じませんでした。盗難なども怖いですが、私は二階側だったので貴重品を他人が奪うのは困難だったと思います。一回側もベットの下が空けられるので、そこに貴重品を入れれば寝ている間に盗難にあう危険は少ないと思います。


  



★ルーブル両替に関わる問題

ロシア留学を考えるとき、 ルーブル紙幣貨幣をどうやって調達するのかと悩む人が多いと思ったので、その点について少し私なりに説明します。

 ①渡航時の所持ルーブルについて

日本ではルーブル紙幣の両替をしている銀行は事実上ないです。成田空港で取り扱っているところもありますが、ご存じの通り手数料が加わりレートはかなり悪いです。
 https://gpa-exchange.jp/rate/
したがって、VISA(マスターカード)カードをつかって現地のATMで引き出すことをお勧めします。
調べてもらえばわかりますが、ほとんど手数料なしの良レートで両替ができます。
もちろん現地で両替するまでの必要なお金(飲食代等)が心配ということもあると思います。でもモスクワのシェレメチエボ国際空港のトランジットにATMがあったので、大きな空港ならATMの心配はないと思います。どうしても心配という場合は、成田で少額両替するか、米ドルまたはユーロを準備したらよいと思います。米ドルかユーロなら、市内に両替所が至る所にありますし、空港内の飲食店は米ドルやユーロでも買い物ができます。
 
ちなみに私はクレジット機能のない、VISAデビットカードを準備して、一切ルーブルを所持せず渡航しました。モスクワのトランジットで、当面の必要費用である20万円近くをルーブルで引き落としたので、周囲の目が怖かったです。ロシアではスキミング等の被害が多いですので、パスワードは必ず手でかくして打ち込むようにしてください。

②カード選び

VISAデビットカードでの両替とは、銀行の預金口座の円を引き落として、現地のルーブルを引き出す方法です。クレジット機能はついていないので、借金をする危険がありませんし、資力のない学生でも簡単につくれます。日本の銀行に円を入金すればロシアでルーブルを引き出せるので、送金といった面倒なことをせずに生活費を確保できます。カードにはさまざまな種類がありますが、私は銀行手数料2.5%のりそな銀行のカードを選びました。年会費が1000円かかりますが、長期の留学中は何度もお金を引き出すので結果的に十分費用対効果があります。なお、上記スキミングや窃盗被害も考えて予備として新生銀行のVISAデビットカードも作りました。銀行手数料は4.0%ですが、年会費が無料だったからです。

カード選びに利用したのはこのサイトです。http://www.card-user.net/
手数料等は毎年頻繁に変わりますので、私の情報を鵜呑みにせずよく最新情報をチェックしてください。あとJCBはロシアでの利用はできないと考えたほうがよいです。なお、当時はありませんでしたが東京三菱UFJ銀行からもVISAデビットが出たらしいです。
VISAの両替による具体的なレートはVISAの計算サイトを参照してください。
 http://usa.visa.com/personal/card-benefits/travel/exchange-rate-calculator.jsp

③ロシアのATMの使い方

最後に、ロシアのATMの使い方が不安だとおもいますので、簡単に説明します。
ATMはロシアではバンカマート(банкомат)と呼びます。ロシア大手銀行であるズベルバンクの緑色のATMは至る所にありますので、そのATMにVISAカードを入れましょう。

1)パスワード

まずはご自身の4桁のパスワードを入力します。言語は、ロシア語か英語があります。




2)サービス選択

「引き出し」は右側の上から二つ目のполучить наличныеマークを選択してください。



3)金額選択

あとは、金額を選択するだけです。




任意の額を選択することもできます。右下緑色のдругая суммаを押したら、任意の額を選択できます。最低額はATMの設置場所や時間帯により違いますが、100~500ルーブルが私の見た一回の最低引き出し額です。下の画像で緑色に強調されている金額がそのときの最低引出額です。最高引出額は下の画像で灰色で強調されている額です。通常は7500ルーブルが上限だったと思います。学費など大きな金額が必要な場合は、ATMで複数回引き出すことが必要です。ズベルバンク自体に一日の複数回の引き出しの制限はなかったと思います。実際に、上述のトランジットで10回近く引き出しを繰り返して7万ルーブルを両替したことがありますので。でもVISAデビットカードの発行銀行ごとに一日の最大引き出し限度額が定められている場合もあるので注意が必要です。



4)確定とレシートの要否

金額を押したらвыдать с разменомのボタンを押し、最後にレシートの要否に答えたらルーブルが出てきます。 カードと現金の取り忘れには注意してください。

補足)
私は、任意の額を選択して4900ルーブルを引き出すことをお勧めします。 なぜなら、ロシアで5000ルーブルはかなり使いづらいからです。大きなスーパーならよいですが、小規模なお店では受け取りを拒否されます。一方で、少額紙幣を常にもっておく必要があるからです。ロシアでは、インターネット料金や電話代などをATMで支払うことになるのですが、日本と違いATMからお釣りがでません。だから、必要額よりも多く入金すると、払い戻しのために銀行の支店に行く必要があり、通常払い戻しには2週間以上またされます(実際に待たされました)。だから、常に100ルーブル札を10枚程度持っておくためにも、4900ルーブルの引き出しが都合がよいのです。


★空港からの移動

空港から目的のホテルや寮に向かうのにどのような方法があるのか。
一般的には空港にあるタクシーを使うのが多いと思います。
しかし、 ロシアには通常空港から最寄りの地下鉄までバスが出ているので、出費を抑えたい人はバスとメトロを使うことをお勧めします。
ちなみに、サンクトペテルブルクの場合は、プルコボ空港から39Aというバスがモスコフスカヤ駅まででています。そこから、地下鉄でホテルなどがある中心部までいけます。

一般的に、外国人が空港から中心部のワシリー島近くまでタクシーを頼むと3000ルーブル(9000円)も取られます。ロシア人でも1000ルーブル(3000円)はとられます。
一方で、バス代はスーツケース代込みで50ルーブル、駅はスーツケース代込の一回乗り放題の料金が56ルーブル(ジェトン二枚)と、100ルーブル(300円)ほどしかかかりません。
バスを探したり、地下鉄の乗り換えを気にしたり、スーツケース運びが面倒でなければ断然お得です。もちろん、送迎付きのツアーだったり、深夜到着のフライトの場合はバスがないのでご注意ください。
サンクトペテルブルクのバスや地下鉄については以下のサイトを参照してみるとよいでしょう。
http://spb.rusavtobus.ru/ru/



0 件のコメント:

コメントを投稿