2013年4月27日土曜日

★1留学の種類・留学先の大学を決定する

★1留学の種類・留学先の大学を決定する

まず、なんのための留学かをきめてそれにあった留学の種類を決定する。
①語学留学⇒(長期で10ヶ月、短期で2週間からというコースを旅行代理店が提供)
②専門分野非正規留学⇒(単位取得のないビジター制度があるので、大学に連絡)
③専門分野正規留学⇒(学士・修士・博士といった学位取得目的)


この中で①がもっとも日本で多いロシア留学だと思います。しかし、一般の学生とは別の組織・場所で「ロシア語だけ」を勉強するものであり、外国人専用の語学学校といったほうがいいのかもしれません。お金さえ払えば簡単に入学できますが、もちろん学位の取得はできませんし卒業資格はありません。教えるのは教授などでなくパートタイムの講師ですし、定期試験や卒業論文などもありません。ロシアについてよく知らない日本人に対してなら、これでモスクワ大学卒、サンクトペテルブルグ大学卒と名乗っても問題ないのかもしれませんが、履歴書にかけるのは語学学校で学んだという事実だけです。正規で留学したい方はこの点を勘違いして代理店で語学留学に申し込まないように注意が必要です。 以下の節では、情報が圧倒的にすくない③の手続について説明していきたいと思います。 

そして大学の決定についてですが、専門分野が決まっているのなら必然的にその分野で有名な大学が志望先として決定されるはずです。その分野を専門とする教授に知り合いがいれば、評判などを訊いてみるのも有益でしょう。
私 も教授に質問したところ自分の専門分野では、モスクワ大学とサンクトペテルブルグ大学がよいと助言をいただきました。ロシアには教育のための大学とは別に 研究者のためのアカデミーが併存していて、以前は研究者の留学先といえばアカデミーだったらしいのですが、政府からの補助金がなくなるなどソ連崩壊後のア カデミーはあまりぱっとしないというお話でした。

※ロマノーソフ記念モスクワ国立大学

 Московский государственный университет имени М.В.Ломоносова

 ※サンクトペテルブルグ国立大学

Санкт-Петербургский государственный университет

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